やっと、庭にも手が入り、薪棚も完成。ホームパーティーも増えました。
今年の記録的な猛暑も、1階はすこぶる涼しく、快適に過ごしました。2階は私が夜寝るだけにと作ったこともあり、日中は暑かったです。2階の読書室にはキッズドラムも増え、家族コンサートの練習の毎日ですが、さすがに昼間はやる気になりません。天井近くに換気扇を一つ設けると、ずいぶん違うのかな。
それでも、私たちの2階寝室にはクーラーだって無いんだし、他より涼しいのかも。
熱帯夜と言われていた蒸し暑い夜も扇風機で空気を循環させて朝まで寝ていました。
子供たちも檜の床板の上でよく寝ていました。
寝る子は育つ。みんなすくすく育ちました。
家庭菜園で美味しい野菜を作ってくれたり、薪割りを手伝ってくれたり、泣いたり笑ったり。。。
あと何年、この子たちとここで過ごすことができるのでしょう。
薪ストーブ
我が家のストーブはネスターマティンS43です。
触媒を使わないストーブですが、熱効率抜群のストーブです。アメリカの規格であるクリーンバーンには(あえて)登録してないんですが、その燃焼効率の高さから、ネスターマーティン社のストーブは世界で唯一、針葉樹も燃やせるストーブなのです。もちろんメインは樫などの広葉樹ですが、端材などがすぐ手に入る宮崎に豊富な杉やヒノキも木の特性を生かした利用で活躍しています。
このストーブの輸入元の京阪エンジニアリングの社長さんご夫婦にお越しいただいた際、御社での研究結果を元に昨年から針葉樹使用していますが、先日のシーズン前煙道メンテナンスでも状態はすこぶる良好のようでした。
休日はストーブでクッキーを焼いて過ごしました。
子供たちも、休日にどこかに行きたいとか、言わないんですよね。
休日はストーブでクッキーを焼いて過ごしました。
子供たちも、休日にどこかに行きたいとか、言わないんですよね。
今は秋
我が家は5回目の秋を迎えています。
新居の木肌につかまり立ちをしていた末っ子も来年は小学生。相変わらず毎晩床で寝てしまってますが、
今朝は今年一番の寒気で薪ストーブに火が入ったし、風邪引かせそうで心配です。
新居も子供の成長痕を増やしながら、歳を重ねていますが、相変わらす快適です。
新燃岳の火山灰をかぶった庭は、そろそろ手入れやり直しを考えていますが、この家に手を入れる気にはなれません。外壁の塗装など定期的なメンテナンスだけかな。
いっぱいいっぱい、悩んで時間をかけて、繰り返し繰り返し大工さんと話をしながら作ったからでしょうね。
その39 はじめに
新居に越して半年経ちました。施主として家作りを振り返って思う事は、自分は本当に幸せ者だということ。
マイホームの夢を実現した人々の多くがせっかく建てたマイホームに(というか建築そのものに)不満やトラブルを抱えていて設計事務所や工務店に不信感を抱いているらしい。
もっと言えば、「建築中から、ちゃんとやってくれてるのか不安はあったけれどどうしようもないので半ばあきらめていた。」極端な例では「施行中はまったく任せっきりでなんにも知らずに出来て初めて....ショックでした。」などなど。
「相手はプロなので家作りこういうものですと言われれば言い返せなかった。後は盲目にそうなんだと自分に言い聞かせていた。」
ましてやマンションや建て売り住宅など建築過程を知らないケースでは言わずもがな。
大手建築会社が異口同音に唱える「経験」と「実績」の呪文で言葉が出なくなる。施主も薄々判ってるのにどうしようもないんです。
(宮崎 木の家 自然素材の家)
マイホームの夢を実現した人々の多くがせっかく建てたマイホームに(というか建築そのものに)不満やトラブルを抱えていて設計事務所や工務店に不信感を抱いているらしい。
もっと言えば、「建築中から、ちゃんとやってくれてるのか不安はあったけれどどうしようもないので半ばあきらめていた。」極端な例では「施行中はまったく任せっきりでなんにも知らずに出来て初めて....ショックでした。」などなど。
「相手はプロなので家作りこういうものですと言われれば言い返せなかった。後は盲目にそうなんだと自分に言い聞かせていた。」
ましてやマンションや建て売り住宅など建築過程を知らないケースでは言わずもがな。
大手建築会社が異口同音に唱える「経験」と「実績」の呪文で言葉が出なくなる。施主も薄々判ってるのにどうしようもないんです。
(宮崎 木の家 自然素材の家)
その35 キッチン
我が家の奥様の毎日は3人(私も入れて4人?)の家庭内テロリストとの戦いです。キッチンは奥様の城ですから、彼女のために(ひいては私に怒りの矛先が向かないためにも)快適なキッチン空間作りをしようと決めました。奥にはパントリー兼奥様の勉強部屋。床下収納も完備。ワインや梅酒の貯蔵庫も兼ねますが、すぐ飲んでしまうので貯蔵できません。本当に勉強してるんでしょうか。でも、それが現実です。
夏は西日が北側のキッチンにも差し込みます。また、窓の先、眼下の道路は近所では人気のジョギング&ウォーキングスポットです。そこで、キッチンの窓はトステムのブラインドインにしました。西日の調節や道路からの目隠しも自由自在。そして北側にもかかわらずブラインドによる光の反射でいつも明るいキッチンになりました。もちろん、ブラインドインなのでお掃除も通常の二重サッシとかわりません。(宮崎 木の家 自然素材の家)
その38 このブログについて
私たち日本人は森を切り開いて文明を築き、
木を刻む民族として世界でも類を見ない高い木工技術を持っています。
その芸術表現は島国という地理的条件に守られ1500年余りの間、
細工から大工まで幅広い発展を遂げてきました。
そして天然の調湿機能を有する木で作られた住居は温暖で多湿な環境の
我が国では無くてはならないパートナーでした。
それは木の育たない寒冷な環境で生まれた石造りの住居文化とは
全く異なったものでした。
しかし近年、鉄鋼技術の進歩とともに先進国の仲間入りを果たし、
いつしか木工は過去の遺物のようにあつかわれ、
徒弟制で引き継がれてきた伝統技術も活かす場を失い、
新建材による工期の短い家作りに押されて次々と途絶えてしまっています。
このままでは伝統の知恵と技は伝統から伝説へとその形を失う日も
遠くないような気がします。
このブログは「本当にいい家」とは何かを問い続けて
一つの答えにたどり着いた一人の大工を通して、
日本の気候風土を知り尽くした家作りを広く紹介したい、
そんな思いで起こしました。(宮崎 木の家 自然素材の家)
木を刻む民族として世界でも類を見ない高い木工技術を持っています。
その芸術表現は島国という地理的条件に守られ1500年余りの間、
細工から大工まで幅広い発展を遂げてきました。
そして天然の調湿機能を有する木で作られた住居は温暖で多湿な環境の
我が国では無くてはならないパートナーでした。
それは木の育たない寒冷な環境で生まれた石造りの住居文化とは
全く異なったものでした。
しかし近年、鉄鋼技術の進歩とともに先進国の仲間入りを果たし、
いつしか木工は過去の遺物のようにあつかわれ、
徒弟制で引き継がれてきた伝統技術も活かす場を失い、
新建材による工期の短い家作りに押されて次々と途絶えてしまっています。
このままでは伝統の知恵と技は伝統から伝説へとその形を失う日も
遠くないような気がします。
このブログは「本当にいい家」とは何かを問い続けて
一つの答えにたどり着いた一人の大工を通して、
日本の気候風土を知り尽くした家作りを広く紹介したい、
そんな思いで起こしました。(宮崎 木の家 自然素材の家)
その33 導線の工夫
その23 そぎ貼り
棟上げが終わったら「そぎ」貼りです。前に書いたように「トントン」とも呼ばれます。
木の赤身と白身でできる模様が奇麗にそろっていて、これらの木の板がもともとひとつの木だったことがよくわかります。
近年ほとんどすべての住宅では、屋根の下地にルーフィングといわれる防水シートを使用しています。このシートは調湿しませんのでシートの下はカビの温床となり易く住居にとっても住人にとっても決していい環境ではありません。その上、ルーフィングは10数年もすれば劣化してしまいます。そぎ/トントンは100年保つと言われますが手間がかかるため敬遠されがちで、そぎを作る職人さんも今では少なくなり宮崎でも2件だけになってしまいました。いったいいつまでこんな家が作れるのでしょうか。
伝統の技がどんどん失われています。
その21 棟上げ2日目
その19 棟上げ初日も大詰め
その16 木材の太さ
その15 棟上げ1日目
その14 これなんですか?
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